仙台いじめ自殺、被害者遺族が市・加害生徒を提訴

 仙台市立館中学校(泉区)2年だった男子生徒が2014年9月にいじめを苦にして自殺した事件で、生徒の遺族が6月30日、仙台市と加害生徒を相手取り約5500万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

 いじめは2013年の中学校入学直後から始まり、仲間はずれや悪口などがあったという。教員は加害行為に気づきながら適切な対策を取らなかったとしている。

 市の第三者委員会の調査ではいじめを認定し、同学年の男子生徒11人がいじめに関与したと認定した。うち8人について、関与の度合いが大きいとして訴訟対象にした。生徒側は先だって調停を申し立てていたが、加害者とされた生徒はいじめを否定し、また仙台市はいじめと自殺の関連を認めつつも「賠償責任はない」と主張したことから、2016年6月16日付で不成立となった。

 調停が決裂したことは非常に残念だといわざるをえない。訴訟の場に移ることになるが、できるだけ早期の解決が望まれる。

(参考)
◎<仙台いじめ自殺>遺族、加害生徒と市を提訴(河北新報 2016/7/1)

スポンサードリンク