部活動指導中のセクハラで元中学校教諭逮捕:大阪

 大阪府松原市立松原第五中学校でソフトテニス部顧問を務めていた元教諭・寛永幸和(かんえい・ゆきかず、53歳)が在職当時、部活動指導中に「マッサージ」などと称して部員の体に触るなどのわいせつ行為を繰り返した問題で、大阪府警は2月25日、強制わいせつ容疑で寛永を逮捕したと発表しました。

 2008年12月に大阪府河南町内の体育館で、練習試合のあとに「マッサージ」と称して女子部員の胸などを触ったというのが直接の逮捕容疑です。寛永については他にも同様のわいせつ行為を多数おこなっていたことが2008年末に発覚し、大阪府教育委員会が2009年1月15日付で懲戒免職にしています。
 松原市教育委員会や大阪府教育委員会の調査に対して寛永は事実関係を認め、「魔が差した」「一生かけて償いたい」などと話したということです。また過去にも同様の行為で校長から口頭注意を受けたことも明らかになっています。被害者は数十人に上り、複数の被害者から警察に被害届が出されているということです。
 しかし寛永は逮捕後の警察の取り調べに対して、「希望者にマッサージをしただけ。わいせつ行為はしていない」などと主張して容疑を否認しているということです。
 寛永の態度は、生徒へのわいせつ行為・暴力・いじめなどが明るみに出た教師の「定番」の自己正当化パターンだといえます。最初は事実関係を一部認めていても、自分の立場が不利になったことを察知すると全面否定や自己正当化に転じるのは、この手の事件ではいつものことです。
 全面否定に転じる傍らで、加害教師は自分の取り巻きの教師や保護者を味方に付け、被害者のありもしない「落ち度」をでっちあげるなどしてあたかも「被害者に陥れられた」かのような世論を作り上げ、「加害教師があたかも悲劇の主人公で、逆に被害者がクレーマー・モンスターペアレント」かのような雰囲気を作り上げていくのは、過去の同種の事件で多数みられています。当初事実関係を認めていたことについては「被害者と教育委員会が一緒になって工作をおこない、その工作に陥れられた」などと正当化するのがいつものパターンです。
 刑事事件としての公正な捜査を求めるとともに、寛永やその周辺からの事件正当化・被害者攻撃などを許してはいけません。

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