道徳教育について:『朝日新聞』が参院選候補者アンケート

 参院選に向けて、各マスコミが候補者へ政策アンケートをとり、回答結果が紙面上やウェブサイト上で公開されている。

 朝日新聞がおこなった候補者アンケートには「道徳教育をもっと充実させるべきだ」という設問がある。賛成・どちらかと言えば賛成・どちらとも言えない・どちらかと言えば反対・反対の5つの選択肢となっている。

 しかしこれでは設問が漠然としすぎて、あまり参考にならないのではないか。

 特に、価値観押しつけ的な道徳教育には批判的な立場に立つ政党の候補者の回答が、設問をどう解釈したかによってばらけているという印象を受ける。

 おそらく、「道徳教育をもっと充実させるべきだ」という設問を「政府が狙っていたり右派勢力が主張するような価値観押しつけ的な道徳教育」と解釈した候補者は「反対」、「価値観押し付けの道徳教育には反対だが、自主的に判断できる力を育成する道徳教育については否定しない・充実させるべき」というニュアンスで解釈した候補者は「どちらかと言えば反対」「どちらとも言えない」「どちらかと言えば賛成」という回答となっていると推定される。同じ政党内でも回答はばらけている。

 各候補者の回答だけではなく、所属政党がこれまでどのような教育政策を主張し、国会で取りあげてきたかを確認する必要がある。

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