中学校での事故で後遺症、原告男性が提訴:東京・三鷹市

 「東京都三鷹市立中学校在学当時の事故で後遺症を負った」などとして、同市在住の男性(22)が同市に対し、約1億9000万円の損害賠償を求めて東京地裁立川支部に民事提訴していたことがわかった。6月23日に行われた第1回口頭弁論で、三鷹市は請求棄却を求めた。

 事故は2008年、男性が中学校1年の時に起きた。別の同級生2人が昼休み中に廊下でタックルをするなどふざけあっていたが、男性は巻き込まれる形で同級生とぶつかり、廊下の柱で後頭部を強打した。男性は脳脊髄液減少症や高次脳機能障害などの後遺症を負い、中学校卒業後には進学も就職もできず自宅療養を余儀なくされているという。

 原告側は、事故の原因となったタックルなどは日常的におこなわれていて、学校側が指導するなど安全配慮義務があったと指摘した。「全くのもらい事故」として、救済を求めている。一方で三鷹市は「昼休み中に起こった生徒同士のトラブル」として、「安全配慮義務違反については次回反論したい」として請求棄却を求めた。

 こういう事故が救済できないとなると、社会正義に著しく反することにならないのだろうか。原告男性の症状が少しでも回復することを願うとともに、法的にも、原告側にとってより良い形での解決が望まれる。

(参考)
◎「脳機能障害、学校に責任」 三鷹市に賠償請求(読売新聞 2016/6/24)
◎「中学時代の事故で後遺症」 男性が三鷹市を損賠提訴(東京新聞 2016/6/24)

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