社会科教科書の記述比較表作成:大阪市立中学校校長会

 大阪市の2015年夏の中学校教科書採択により、2016年度より育鵬社版の社会科歴史的分野および公民的分野の教科書が使用されている。採択の過程も異様なものだったが、教育委員会会議で2番めに評価が高かった教科書(歴史=帝国書院、公民=日本文教出版)を補助教材として市費で購入して併用するという異様な採択状況ともなった。

 大阪市立中学校校長会は2016年3月までに、社会科教科書の記述比較表を作成し、各学校に配布した。歴史的分野・公民的分野の各単元ごとに、育鵬社教科書と補助教材となった教科書、そして全国シェアが一番高い東京書籍の教科書の3種類の教科書の内容を抜粋し、比較表を作成している。

 比較表は「子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会」のサイトにpdfファイルとしてアップされている。

 記述内容の違いを単純に比較して客観的な資料としているだけで、教科書の内容に何らかの評価を加えているわけではない。その一方で比較表に目を通すと、育鵬社教科書では極右的で国家主義的、個人の人権を極力抑えようとするなど、特異な歴史観・社会観に基づく記述が際立っていると改めて感じる。

育鵬社教科書の記述の異様さを指摘する「赤旗」記事
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中学校公民教科書:東日本大震災の記述が異様な育鵬社
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