「神奈川こころの自由裁判」結審

 神奈川県立学校の教職員が、卒業式や入学式の際に「日の丸・君が代」への起立・斉唱をおこなう義務がないことの確認を求めた「神奈川こころの自由裁判」が2月5日に結審しました。判決は7月16日の予定です。

 原告側は裁判の中で、生徒や教職員が主体的に参加・創造する卒業式の意義を強調しています。また諸外国では国旗掲揚や国歌斉唱は義務化されていない事実、憲法第19条の観点など、被告・神奈川県の強要行為の問題点を多角的に明らかにしています。
 卒業式を含む特別活動については、「日の丸・君が代」強要派が根拠とする学習指導要領でも、生徒の自主性を重んじて運営するという趣旨が明記されています。「日の丸・君が代」に限らないことですが、学校の特別活動に対して、教育委員会が特定のやり方を一方的に押しつけるような方法はなじみません。また憲法第19条の観点からも、国旗国歌法の趣旨からも、起立や斉唱の強要は想定されていません。逆に起立・斉唱の強要は望ましくないという見解が出されています。
 総合的に考えれば原告側に道理があります。道理に沿った判決が出されることを願います。
(参考)
「日の丸・君が代」問題 “教育否定する行為”横浜地裁 原告側が主張し結審(しんぶん赤旗 2009/2/6)