「体罰」告発の調査用紙を改ざん:新潟県立高校

 新潟県教育委員会は5月20日、中越地方の県立高校に勤務する男性教諭が、生徒対象の「体罰」調査で自分の「体罰」・暴力が告発されていたことに気づいて調査の回答用紙を改ざんしたとして、同教諭を減給2ヶ月の懲戒処分にした。

 この学校では2016年1月、「体罰」の状況を把握するアンケートを実施した。

 教諭は2015年11月、生徒を平手打ちするなどの行為をおこなっていた。その様子を目撃した別の生徒が、アンケートの調査用紙にその旨を記入した。しかし教諭は調査用紙からその記述を消すなどの改ざんをおこなった。

 「体罰」があったと記入した生徒が、別の教諭に「体罰」の事実関係を相談し、その際に調査用紙改ざんが発覚した。

 教諭は「指導の範囲としておこなった。『体罰』ではないのにそのような書かれ方をしたから改ざんした」として、「体罰」の事実関係と調査用紙改ざんを認めたという。さらに2015年10月には、生徒をげんこつで殴る行為をしていたことも打ち明けた。

 「指導の範囲」なら別にやましいことはないはずである。しかし「体罰」だと書かれたから改ざんして隠蔽するなど、全く筋が通らない。指導にも値しない違法行為とわかっているから、このような隠蔽工作をしているのではないか。

 また調査内容が当事者の手に渡り、不都合と判断した内容を改ざんするようなことは、調査の信頼性を揺るがすものとなる。調査の方法についても検討しなければならない。

(参考)
◎高校教諭が体罰調査を改ざん(NHKニュース 2016/5/21)
◎体罰高校教諭に減給の懲戒処分 発覚隠蔽工作も 新潟(産経新聞 2016/5/21)

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