教育機会確保法案:不登校当事者らが反対の抗議行動

 国会で審議中の「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律案」について、不登校問題について触れた部分が不十分だとして、不登校問題に関係する団体らの抗議行動が5月16日に国会前でおこなわれた。

 この法律案については、教育の機会の確保などを求めている。夜間中学について触れた部分については、全会派とも推進で一致している。

 しかしその一方で、フリースクールや不登校に関係する部分については、「不登校の子どもに必要な休息などの機会を保障せず、学校復帰など教育機会を迫ることに一面化されている」「フリースクールの学校外での学びと財政支援に対応する個別学習計画が大幅に削られ、内容も不登校対策に変わってしまった」「現状改善をしないで不登校の子どもと家庭をさらに追い込む」などと、当事者らから強い危惧の声が出されているという。

 法案そのものについては必要なものなのかもしれないが、中身が問題になってくる。不登校問題について当事者団体から重大な危惧が出されている以上、この部分については拙速な成立を急がず、より慎重に検討してもいいのではないか。夜間中学部分については、切り離して先行成立させるなどの措置をとるなどしてもよいのではないか。

(参考)
◎不登校対策法案反対で路上活動 白紙に戻し再考求める(教育新聞 2016/5/17)
◎不登校当事者の声を聞いて 教育機会確保法案に反対 国会前 スタンディングで抗議(しんぶん赤旗 2016/5/17)