政府、給付金奨学金制度導入先送り方針へ

 政府が2016年5月中にもとりまとめる「ニッポン1億総活躍プラン」で、給付制奨学金制度について「課題を踏まえて検討を進める」という表現にとどめ、導入は先送りする方針を固めたと報じられた。

 現行の貸与制奨学金制度のもと、奨学金の返済負担が重くのしかかり、卒業後の生活設計にも悪影響を及ぼしている問題は、今や社会問題化している。卒業後の返済負担を不安視して奨学金受給申請や大学進学そのものを諦めてしまう高校生の例も報告されている。

 このようなもと、与野党ともに多くの政党が給付制奨学金制度の導入を政策として主張する状況となっている。一方で政府は、対象者の線引の問題や財源の問題を理由に、導入判断を先送りした形になった。

 給付制奨学金制度の導入は緊急の課題だといってよい。消極的とも取れる対応には疑問を感じる。

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