愛媛県立高校、政治活動届出制は口頭のみで

 高校生の政治活動について、現時点では47都道府県で唯一「全県立高校での届出義務化」を決めた愛媛県立高校59校のうち少なくとも57校が、届け出に際しては文書提出などを求めず口頭連絡で届け出る方式を採用することを決めた、もしくはその方向で検討していることが明らかになった。

 愛媛県では教育委員会の担当者が教頭らを対象にした会議を招集し、政治活動届出制導入に関する校則改定のひな型を示したことが明らかになっている。その後全県立高校および特別支援学校高等部で届出制導入のための校則改定がおこなわれた。

 具体的な届け出方法については、「活動内容や団体名には立ち入らず、集会の日時、活動場所が県内か県外か」「保護者の承諾があるか」などにとどめるよう配慮する方向で検討している学校が複数あるという。公選法に抵触しないか・暴力的な活動ではないかなどの項目を示した自己チェックシートを渡すことを検討している学校もあるという。

 届出制自体が、生徒の思想信条の自由や政治活動の自由を萎縮させ、行動をしばるものとなっている。具体的な届出手続きでいくら「配慮」しても、届出制の問題は届出制そのものを撤回することでしか解決できないものである。

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