暴力行為で中学校ソフトボール部顧問停職:大阪市教委

 大阪市教育委員会は4月27日、顧問を務めていたソフトボール部の指導中に生徒に暴力を繰り返したとして、大阪市立本庄中学校(東成区)の坂本健太教諭(26)を停職3ヶ月の懲戒処分にした。当時の校長(2016年4月他校の校長として異動)についても、管理監督責任を問い、同日付で戒告処分になった。

 坂本教諭は2016年2月13日、ソフトボール部の練習中、「練習試合でミスをした」として女子生徒をめがけて審判用のマスクを投げつけた。マスクは女子生徒の後頭部に当たり、生徒は4針縫うケガを負った。この「体罰」・暴力事件に関連して、学校側が部員らから事情を聴いたところ、教諭は少なくとも2014年10月頃から練習中に生徒のあごを殴るなどの暴力行為を繰り返していたことが明らかになった。

 学校側の調査では、少なくとも63回の暴力が確認された。暴力によって生徒がケガをしたのは2016年2月の1件だけだった。教諭は「思い通りにならないと腹が立ち、暴力をふるってしまった」などと事実関係を認めたという。

 教諭の弁明からも明らかなように、「体罰」とも呼ばれるような暴力行為については、教育的な観点はない。指導者にとって思い通りにならないから暴力を振るうという、とんでもない行為である。大阪市では2012年末に桜宮高校「体罰」自殺事件が起きて大きな問題となっていたが、それでもこの手の暴力行為が起きているということになる。このような事件を防止するために、しっかりとした対策が求められている。

(参考)
◎中1女子部員に暴力、顧問停職 頭縫うけが、ソフトボール部(共同通信 2016/4/27)
◎部活指導で暴力63回 中学ソフトボール部顧問を停職(朝日新聞 2016/4/27)