府立西淀川高校募集停止へ:大阪府教委

 大阪府教育委員会は3月25日、大阪府立西淀川高等学校(大阪市西淀川区)について、2017年度以降の新入生募集を取りやめることを決めた。

 大阪府では維新府政のもとで府立・大阪市立あわせて7校程度の公立高校を統廃合する構想があり、これまで池田北高校(池田市)・咲洲高校(大阪市住之江区)の募集停止が強行された。また大阪維新のもとで導入された府教育条例の「3年連続定員割れの公立高校は廃校」が初めて適用された形になる。

 西淀川高校では独自の教育実践などもおこなっているが、交通の便に恵まれないなどの不利な条件もあり、志願者が低迷していた。一方で保護者など学校関係者からは廃校反対運動が起こっていた。新入生募集取りやめにより、2016年4月入学の生徒が最終学年となり、2018年度末(2019年3月)に廃校ということになる。

 教育条例により高校間の生徒獲得競争が激しくなったり、大阪府独自の私学無償化制度もあり志願者がより受験日程の早い私立に流れる傾向もあることなど、大阪府の公立高校は危機に瀕している。大阪府として高校教育の条件を確保しないというのは、好ましくないものである。

 また大阪府立大正高校(大阪市大正区)についても、2016年度入試で「3年連続定員割れ」となり、今後募集停止・廃校の案が浮上する可能性もある。こちらも気がかりである。

(参考)
◎3年連続定員割れの公立高校 募集停止に(毎日放送 2016/3/25)

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