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高校学習指導要領案発表:英語授業を英語でおこなう

 高等学校の新学習指導要領案が、12月22日に文部科学省から発表されました。

 改正案の内容としては、理数科目の強化、言語能力の向上、改悪教育基本法に沿った内容へのシフトなど多岐にわたります。各紙報道を見ると、「英語に関する各科目については…授業は英語で行うことを基本とする(学習指導要領案 第8節外国語・第3款英語に関する各科目に共通する内容等)」ということが大きく取り上げられています。
 英語を教授言語としてすすめていく英語授業を併用していくことは、場合によってはありえる話ですし、実際に併用しているケースも珍しくありません。しかし英語で授業を進めることを原則とするいうのは、従来型の読解・文法重視型から極端なところに振れたという印象です。
 現場の英語教師からは、「英語嫌いの生徒にとってはさらに英語嫌いを加速させる」ということを心配する声や、またいわゆる進学校では大学受験を見越して「細かい読解や文法などは日本語での説明も必要」「入試ではリスニングの配点は低い」などの意見があがっているということです。
 英語が得意な生徒が集まるような学校ならともかく、普通の学校ですべての英語授業を英語だけで実施すれば、現状では成功の可能性は不透明だといわざるを得ないでしょう。