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「君が代」再雇用拒否訴訟:東京高裁で口頭弁論

 東京都で「君が代」斉唱時の起立を拒否したとして定年後の再雇用を取り消された元都立高校教諭ら撤回を求めて東京都を訴えている訴訟で、12月16日に東京高裁で口頭弁論があり、原告の元教え子らが証言に立ちました。

 東京都では2003年に「日の丸・君が代」の強要姿勢が強まる通達が出されました。通達以前の2003年3月に卒業した女性は「式では「内心の自由があるので賛同のかただけ起立ください」との説明があり、当然だと思った」と証言しています。一方で通達後に卒業した女性は以下のように述べています。

式の前に担任教師から「お願いだから立って歌ってください」といわれたこと、それがとても言いにくそうで、上から言わされていることがわかり、怖いと感じたことを証言。それ以前は「君が代」を起立して歌っていたが、「私たちの式なのに、なぜ歌っているかどうかを監視されなければならないのか」と感じ、起立しなかったと語りました。

 「日の丸・君が代」強要派は、自らの強要により、自らの首を絞めていることが浮き彫りになります。内心の自由があるから、歌いたい人だけ起立して歌えばよいという簡単なことが分からないのでしょうか。逆に強要するから反発を招き、「個人的には日の丸・君が代そのものは構わないと思うが、強要することは許せない」という意味での強要反対の声も生まれています。
 また卒業式は「私たち(=生徒)の式」であることは、卒業式など特別活動は生徒の自主性を尊重しておこなう旨が学習指導要領の上でも明記されていることから当然です。行政が一方的に監視するようなものではありません。
 当然のことながら、「君が代」を理由にした再雇用拒否には道理がありません。むしろ強要に躍起になっている連中にこそそれなりの罰があってもおかしくありません。ほかの「君が代」関連の処分撤回訴訟も含めて、公正な判断が出されることを強く願います。
(参考)
“「君が代」強制怖かった”東京高裁 卒業生らが証言(『しんぶん赤旗』 2008/12/17)