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「体罰」で脳が萎縮:熊本大学などの研究

 熊本大学の友田明美准教授とハーバード大学の共同研究によると、子どもの頃に長期に渡って「体罰」を受けた人は、受けていない人と比較して脳の前頭葉が萎縮していることが分かりました。

 研究は脳画像を撮影し比較分析する手法でおこなわれました。研究によると、「体罰」を受けた経験のある人は、前頭葉のうち感情・意欲に関わる部分が平均で約19.1%、集中力や注意力に関わる部分が平均で約16.9%の萎縮が見られました。脳の萎縮は「体罰」によるストレスで発生したという結論が導き出されています。
 萎縮が見られた部分については「犯罪の抑制力にかかわるところでもあり、衝動的な行動を起こしたり、キレやすくなったりする可能性がある」(友田准教授、NHKの記事より)ということです。
 教育学や心理学の立場からは、「体罰」は教育上有害だという研究は多く示されています。一方で医学・脳科学の観点から「体罰」と脳との関係を分析した研究は世界初だということです。研究結果は、やはり「体罰」は人間の成長にとって有害でしかないということを示しています。
(参考)
◎激しい体罰 脳の一部いしゅく(NHKニュース、2008/10/22配信)