教科書「特殊指定」廃止方針

 公正取引委員会は、独占禁止法に基づく教科書の「特殊指定」を廃止する方針を固めたということです。

 「特殊指定」廃止で、教科書説明会開催・見本本提供の自由化、関係者への営業の自由化などへと移行するということです。
 果たして公正取引委員会が主張するように、「特殊指定」廃止はメリットばかりなのかという点に関しては疑問で、さらに検討を要するという気がします。教科書業界は「資金力のある大手が有利になる」と指摘しているということです。
 教科書については、内容で選定されるべきものです。また、「つくる会」教科書の乱暴な採択要請活動の手法の一つとして、見本本の流出などがあったことも思い出されます。
 「特殊指定」廃止では、内容よりも資金力や営業力が有利になってしまうのではないかという危惧もぬぐい切れません。「特殊指定」を性急に廃止するのではなく、もっと慎重に検討すべきではないかと考えられます。