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群馬県立高校いじめ自殺問題:「その後」を毎日新聞が取材

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 群馬県立高校2年生(当時)の男子生徒が2007年12月にいじめを苦にして自殺した問題で、『毎日新聞』がその後の状況を取材しています。

 『毎日新聞』(群馬版)2008年6月14日付『高2男子自殺:父「いじめの記録、証言ある」 作文に「キモイもう慣れた」 /群馬』によると、多くの状況証拠からいじめの事実関係が浮かび上がっているにもかかわらず、学校側はいじめと認めず、また遺族を傷つけるような不適切対応に終始していることが明らかになっているということです。
 記事によると、生徒は2007年12月1日、修学旅行から帰宅した直後に自殺したということです。その後の調査で、この生徒が「別の生徒から悪口を言われた」として、修学旅行中に担任教諭に泣きながら相談していたことが明らかになっています。
 また自殺した生徒が生前、いじめを訴えるような作文を残していたことも分かりました。
 しかし学校側はいじめの事実関係を認めず、再調査もしていません。
 さらに学校側は、生徒の死について他の生徒には「事故死」とだけ報告し、自殺だったということには触れませんでした。学校側はこのような報告をおこなったことについて「遺族の意向」と説明しましたが、当の遺族は「そんな意向を伝えたことはないし、他の生徒への報告について学校側から相談されたことすらない」と話しているということです。
 また校長は、遺族との話し合いや『毎日新聞』の取材に対して「旅行中に死ぬ気になればいつでも死ねる環境だった」「帰宅後、普通の家庭なら親子で話をするはず。(これまでの対応で)後ろめたいことはない」などと発言したということです。
 いじめの事実関係を曖昧にし、生徒の名誉を傷つけ、遺族に二次被害を与えるような、こんな対応はやめてほしい。全国的にもいじめ事件が発生するたびにこのような対応がされることも珍しくないといえども、いい加減にしてほしいというのが正直なところです。
 普通に考えれば、いじめがあったという証拠はそろっていると見なして差し支えないような状況です。しかしそれでもいじめはないかのように振る舞うのはひどい話です。学校は今までの対応を改め、再調査をおこなうべきでしょう。