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「大学ランキング」過信傾向に警鐘

 『読売新聞』2008年6月10日付(web版)『大学ランク「過信ご注意」』によると、大学をランク付けする「大学ランキング」についての国際研究がおこなわれ、ランクや順位を過信する傾向に対して警鐘を鳴らしているということです。

 ヨーロッパ諸国でも「大学ランキング」が広まり、順位が上がると学生や資金が集まりやすくなるとして順位を上げることに目を向けるようになるなどの傾向が生まれています。一方で、ランク付けの基準自体が不明確だったり、総合点のみで比較して個別の状況が反映されにくいことなど、ランキングそのものが実態を十分反映しているとはいえないという指摘がされ、専門家から「大学自身も世間も、順位を過信しないように」という指摘がされています。
 ランク付けといっても、そもそも教育・研究水準については、同一基準で定量的に優劣や順位を計測するのは困難です。ランキング結果が大学評価のすべてと結論づけるのは早計です。
 似たような話だと、日本の小中学校について、全国学力テストの県別順位・平均点を学力のすべてかのように扱って一喜一憂するような表面的・俗物的主張(報道含む)や、そういった主張を反映して順位向上だけに目を向けた「対策」をおこなう教育行政がおこなわれたことも記憶に新しいところです。大学ランキングの問題についても本質的には根は共通であり、順位を上げるだけの対策になったり、順位にだけ目を向けるのは危険なことです。