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保育園入園拒否問題:東大和市は争う姿勢

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 東京都東大和市の保育園入園拒否問題の訴訟で、東大和市は争う姿勢を示したということです。

東大和市が争う姿勢 鈴花ちゃん入園拒否訴訟〔『共同通信』2006/3/10〕
 のどの障害に対応できないことを理由に入園を拒否したのは不当として、東京都東大和市の青木鈴花ちゃん(5つ)と両親が、同市に認可保育園への入園承諾と300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁(鈴木正紀裁判長)で開かれ、市側は争う姿勢を示した。
 東京地裁が1月25日、鈴花ちゃん側の主張を認め、入園を仮に義務付ける決定をしたことを受け、鈴花ちゃんは2月から登園しているが、両親は正式な入園承諾と賠償を求めている。
 訴状によると、鈴花ちゃんは気管の病気のため、のどに気管チューブを装着し、定期的にたんを吸引する必要がある。認可保育園への入園を希望したが、市は吸引が医療的行為に該当し、対応できないとして昨年、2回にわたり入園を断った。

 「裁判を続けていく間にこの女児が小学校入学年齢になり、裁判だけが残ってしまう」という最悪の事態こそ避けられたものの、入園の仮の義務づけで問題が解決したというわけではありません。
 問題は、直接的にはこの女児と保護者にとっての私的な問題かのようにも見えます。しかしよく考えてみれば、今後も同様の問題が発生する可能性もあるわけで、訴訟には「児童が保育園に入園する権利」という公的な意味も付加されていると考えられます。
 この児童の障害も保育園で対応できないほど重度というわけではなく、たんの吸引にさえ配慮すれば日常生活に支障はないということです。また、保育が必要な児童に対して、保育の場を提供することは行政としての責務で、できるだけひとりひとりの児童にあった保育をすすめていくための条件整備が求められていると考えられます。
 この問題で東大和市が争う姿勢を示したのは、非常に残念だと思います。