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東京都教委、杉並区立和田中学校「夜間塾」容認

 東京都杉並区立和田中学校で、学習塾と連携して希望者対象に学校で有料の「夜間塾」を開設する問題で、東京都教育委員会は容認を決定しました。夜間塾は1月26日から開講することになりました。

 東京都教育委員会は公教育との関連、学校の公共性、公務員の兼業問題などを理由に疑問を示す指導文書を出しましたが、その後の杉並区教委とのやりとりで疑問は晴れたとしています。
 やりとりによると、「夜間塾は学校の教育活動外のもの」「生徒の学力向上は公共の利益」という結論に達したということです。
 しかし本質的な問題点が解消したというわけではありません。夜間塾を学校の教育活動外のもの、すなわち地域のスポーツチームや文化サークルに学校施設を貸すのと似たような扱いとみなすようですが、それでも学校が企画やカリキュラムなどに関与しているという本質には変わりません。
 また「学力向上は公共の利益」というのは、あくまでも一般論という範囲の中ではその通りです。しかし、よりによって個別の信条を正当化するために一般論を援用するというのは論理のすり替えです。夜間塾の運営を細かくみると、学力概念を「受験学力」と通俗的に狭くとらえて、進学校・難関校と俗称される高校への進学実績を向上させるために受験に特化した指導をおこなうのではないか、と思わざるを得ない運営になっています。こういうことが公共の利益なのかは、はなはだ疑問です。