※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

「体罰」賠償金訴訟:郡山市が付帯控訴

スポンサーリンク

 教師の「体罰」事件の賠償金の負担をめぐって福島県と郡山市が係争している問題で、郡山市は1月15日、一審判決を不服として福島県がおこなった控訴を受けて付帯控訴をおこないました。

 「体罰」事件は2001年に発生し、被害生徒との訴訟では「一審で県と市が連帯して賠償金を支払う。二審で市とは和解したが県との交渉が決裂したため、県の賠償責任だけが残った」というものでした。賠償金は福島県から被害生徒に支払われましたが、賠償金をめぐって福島県が、支払った額を郡山市から県に支払うよう求める訴訟を提訴し、一審では県と市との負担割合を1対2と認定しました。
 福島県がこれを不満として、郡山市が全額支払うことを求めて控訴したことに対応して、郡山市が今回の付帯控訴をおこなったものです。郡山市は、福島県の主張の請求棄却を求めた上、全額を福島県が負担するように求めるということです。
 しかし、いったい何の意味があるのかと考えさせられる不毛な訴訟だといえます。賠償金の負担割合はともかく、任免権者の県と学校設置者の市の両方に「体罰」事件の責任があることは明白です。県と市とで賠償金支払いのなすりつけ合いをしているようでは、再発防止策をとる気はないのではないかと思わざるを得ません。国家賠償法に基づいて加害教師個人へ求償するのならともかく、負担をめぐって争っているのは県民・市民の支持を得られるものなのでしょうか。