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全国学力テスト平均正答率70%目標:沖縄県

 沖縄県庁の幹部職員で構成する県振興推進委員会が1月11日に開催され、教育分野では全国学力テストで「2011年度には正答率70%」を目標に掲げるという案を公表しました。

 全国学力テストは建前上、全体的な学力の傾向や個別の児童・生徒の学力の現状を分析するというものになっています。(文部科学省『全国学力・学習状況調査の概要について』
 しかし目標正答率を掲げることで、目標を達成するという大義名分で狭い意味でのテスト対策に主眼が置かれ、ありのままの学力の把握を阻害するという危険性があり、具体的な実施策には注意が必要です。
 狭い意味でのテスト対策や点数を上げる競争などがすすめられた結果学校現場にゆがみが生じるというのは、他県の状況を見ても明らかだといえます。2007年実施の全国学力テストでさえ、一部の県では「誤答に気付かせる声かけ」「類題問題集を繰り返し解かせる」などのゆがみが生じました。
 大切なのは、一人一人の児童・生徒の状況がどこを理解しどこでつまづいているのかなどをきめ細かく把握し、一人一人の児童・生徒にあった向上策がとられることです。平均点向上を図るあまりに、一人一人の児童・生徒の存在を軽視して「集団」でしか把握しないというのでは、本当の意味での学力向上にはつながりません。