沖縄戦「集団自決」検定撤回引き続き求める:教科書執筆者

 社会科教科書の執筆者らで作る社会科教科書執筆者懇談会は1月9日に東京都内で会合を開き、沖縄戦の「集団自決」教科書検定問題について、引き続き検定意見の撤回・訂正申請の審議やり直しと2009年度教科書での記述回復を目指して活動することを確認しました。

 2007年3月に出された検定意見は、特定右派政治勢力の政治的圧力に左右されていることや、学問的にも不正確なことが明らかになっています。また訂正申請に対しても、文部科学省は検定意見を撤回しなかった上に、訂正申請にも検定意見に沿った書き換え・記述後退の圧力をかけました。そのため2007年12月に最終的に訂正申請で認定された記述は、当初の申請案に対して検定意見の枠内で少々手直ししただけという状況に後退させられ、記述回復はされていません。
 やはり、学問的にも不正確な上に、政治的圧力に基づいておこなわれた検定意見を撤回させなければ、根本的な解決は困難だといえるでしょう。検定意見の決壊と記述回復を求めた取り組みは、引き続きすすめられる必要があります。