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公立中学校内で学習塾開講?・その2

 東京都杉並区立和田中学校で、進学塾と連携して希望者への夜間講習をおこなうことが発表されています。

 当ブログでも第一報を受けて12月9日朝の時点で記事にしました。
 『asahi.com』によると、講習の背景についてさらに掘り下げて報じた記事が掲載されています。記事によると、該当の進学塾は入塾テストで塾生を選抜することを紹介した上で 「8日の説明会で藤原校長は「学校の授業についていけない生徒にはむしろ負担になる。無理に参加しないで」と注意を促した。」と紹介されています。
 12月9日の記事では、実施の背景があまりよく掘り下げられていなく「講習をおこなう」という事実のみが記載されていた、この時点で発表されていた記事をもとにして書いたので、内心「怪しい」と思いながらも、一般論として以下のように書きました。

 学校と進学塾では、そもそも全く役割が違います。学校で身につけるべき学力は、知識力やいわゆる「受験学力」だけにとどまらず、人間力と言い換えてもよいような総合的なものです。学力をいわゆる「受験学力」に矮小化させて、有名校・難関校といわれるような高校への「進学実績」を競うというような形になるのなら、それは学校の役割ではありません。

 校長が「授業についていけない生徒が夜間講習を受講することは負担になる」と発言していることからみても、この取り組みはやはり、学力を「受験学力」に単純化・矮小化して、いわゆる進学校や難関校といわれるような高校への進学実績向上を狙うことや、学校内での学力格差を正当化する目的があるのではないかと感じます。これはやはり、公教育としての学校がおこなうことではありません。特定高校への進学数向上を競うことよりも、一人一人の学力の定着・向上や自己実現などが重要であることはいうまでもありません。