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全国学力テスト運営の杜撰さ、国会質問で取り上げられる

 2007年4月に実施された全国一斉学力テストについて、12月5日に国会質問がおこなわれました。

 日本共産党の石井郁子衆議院議員が12月5日の衆議院文部科学委員会で、学力テストの結果として返却された個人票の扱いについて質問しています。

 個人票の返却は、答案用紙も返されずに個々の解答について正解かどうかを○×式で表示しているというものでした。これに関して「どこでどのようにつまずいているのか具体的にわからない。また実施から7ヶ月もたっても生かしようがない」疑問が呈されています。

 しかも、37人のクラスに対して38人分の個人票が返却された、欠席者にも学力テストの点数が付いていた、「できすぎて(個人票は)私のものではない」と主張する児童が出るなど、採点の杜撰さも質問で明らかにされています。
 「できすぎて~」は児童の思いこみかもしれないという解釈の余地がありますが、少なくとも「37人のクラスに対して38人分の個人票」「欠席者にも点数」というのは解釈の余地が入り込むような性質ではなく、採点・集計の杜撰さを露骨に示しているものだと言えます。

 結局、学校間・地域間の競争と序列化が学力テストのそもそもの目的だったので、「個人の到達点を判定する」という目的を後付けで付けても肝心の到達点はわからないような状況となっています。集団としての全体的な傾向を把握したければ抽出調査で十分ですし、わざわざ全員を対象におこなう必要はなかったということを改めて浮き彫りにしています。

(外部参考リンク)
学力テスト“欠席者にも点数”石井議員、ずさんさを追及(『しんぶん赤旗』2007/12/6)