また履修漏れ発覚:今度は宮城県の私立高校で

 宮城県大崎市の私立古川学園高校で、必修科目の未履修があったことが、12月4日までにわかりました。学校側が12月4日に記者会見を開いて事実関係を認めました。

 家庭基礎・書道・保健・情報A・倫理・地理Aの各科目で、各科目2単位(70単位時間=50分授業を70回相当)の授業をおこなわなければならないのに、授業時間数は1~16単位時間だけで、残りの時間を英語や数学など受験科目に振り替えるという手口だということです。

 『河北新報』2007年11月30日付が、未履修疑惑の段階で記事にしているところによると、以下の内容が紹介されています。

『河北新報』2007/11/30 「授業受けていない」 生徒と卒業生証言 古川学園高

 問題の科目は「家庭」「書道」「保健」の3科目。3年の男子生徒(18)は「(3科目は)時間割にも載っていない。保健以外は課題の提出だけ」と語り、授業は「受けていない」と明言した。

 課題の内容は、家庭の場合、自宅で料理したメニューのレシピなどの提出、書道はプリントの清書などだったという。

 今年も福島県の高校で未履修問題が明らかになっていますが、また未履修問題が明らかになりました。あまりよろしい表現ではありませんが、「大学受験の実績向上のためなら手段を選ばない。ばれなければいい」とでも思っているのでしょうか。また、今のところ明らかになっていないだけで、ほかの学校でも同じようなことをやっているところはあるのではないかという危惧を感じます。

 高校教育そのものが根本的に問われる事態です。また「難関」とされる大学への合格者数をそのまま学校の評価に結びつけるという風潮が、こういう本末転倒な状況を生み出すの根本にあるのではないかとも感じます。