※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

学力テスト成績開示開示余儀なくされる:愛知県犬山市

 愛知県犬山市で、市の学力テストの学校別平均点の開示を求められたことに対して、従来は非開示の姿勢を崩さなかった犬山市が開示を余儀なくされる方向へと方針転換したということです。

 犬山市在住の男性(57)が「公平な教育が行われているか・各中学校間に極端な学力の差はあるか」を知るとして、学校別の学年別・教科別成績の開示を求めました。犬山市は拒否したものの、男性が不服申立をおこなった上、「市条例に該当する理由がないのに、非公開にした」と公開を求める訴訟を提訴したということです。それらを受けて犬山市は、開示の方向へと方針を転換しました。
 当ブログでは2007年11月21日付エントリ『全国学力テスト成績開示請求、県は拒否:鳥取』で、「たまたま鳥取県で請求がおこなわれたことが明らかになりましたが、他県でも同様の(注:学校別や自治体別の平均点を開示せよと求める)請求をおこなう人物が現れる危険性があると思うと、気が重くなります。」と指摘しました。
 このエントリを書いた翌日に早くも愛知県犬山市のケースが明らかになったということで、何とも言えない気持ちにさせられました。全国学力テストと市独自の学力テストという違いはありますが、根本的な問題は全く同じです。
 公平な教育や学力の差は、一度の学力テストの一点だけで測れるようなものではありません。学校別平均点を知っても、それがそのまま「公平な教育がおこなわれているかどうか」の指標にはなり得ません。学校別平均点の一点だけを基準に「教育の指標」と扱うことは、公平な教育のチェックどころか、逆に学校間の格差や序列化を生み出す(公平性を崩す)ことにつながります。
(参考外部リンク)
独自の学力検査結果の一部を開示 愛知・犬山市教委(『asahi.com』2007/11/22)