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全国学力テスト成績開示請求、県は拒否:鳥取

 鳥取県で全国学力テストの自治体別・学校別平均点を開示するよう、情報公開請求があったことがわかりました。鳥取県は開示拒否を決定し、請求者に既にその旨を通知済みだということです。

全国学力テスト:県教委、結果開示を拒否 「国の業務に支障」 /鳥取〔『毎日新聞』2007/11/21〕
 全国学力テストの結果公表を求め、県教育委員会に対し、県情報公開条例に基づく開示請求があったことが20日、わかった。県教委は、非開示条項を基に「国の業務に支障が出る」として、非開示を決定。請求者に今月8日付で通知した。【小島健志】
 関係者によると、開示請求は、全国学力テストの県別の結果が公表された10月24日に行われた。請求者は、非公開の市町村別や学校別のデータを求めたという。(後略)

 開示拒否の判断は当然のことだといえます。だいたい、自治体別・学校別の平均点など知っても、何のメリットもありません。また、平均点の自治体別・学校別比較など無意味なことです。開示したところで、単に「人の成績をのぞき見して地域や学校のランク付けをしたがる」という俗物的な興味にしか向きません。
 平均点だけを比較しても、一人一人の児童・生徒の学力向上には何の関係もありません。一人一人の理解度や弱点を個別に把握することが学力向上の必須要件で、平均点など「テストそのものの難易度の指標以外には特に意味を持たない、どうでもよい数値」といっても差し支えありません。どうでもよいものを絶対視して比較することは全くの無意味です。
 一般的な意味での情報公開には反対するものではありませんが、全国学力テスト成績に関しては一般論の範疇に収まらず、プライバシー案件に準じる扱いがされるべきで情報公開にはなじまないものです。断固非開示が貫かれるべきだといえます。
 たまたま鳥取県で請求がおこなわれたことが明らかになりましたが、他県でも同様の請求をおこなう人物が現れる危険性があると思うと、気が重くなります。行政当局には、仮にそのような請求がおこなわれた場合でも非開示を貫いてほしいと強く希望します。