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小中学校に「弁当の日」設定:埼玉県鷲宮町

 埼玉県鷲宮町の町立小中学校で、学校給食に代わって各学期1回ずつ、児童・生徒が弁当を持参するなどする「弁当の日」が設けられたということです。

弁当の日:行事・おにぎり・自作、年に3回設定--鷲宮町教委 /埼玉〔『毎日新聞』2006/3/1〕

 記事によると、「弁当の日」制定の背景には、まず「学校給食の意義や経費などの問題から、学校給食制度そのものを見直す」という思惑が先行して、町議会で決議があがったということです。それに対して保護者らが「当事者の意見が反映されていない」と異論を表明し、また「学校給食そのものが廃止されるのでは」という不安が広がったことも相まって、反対運動が広まりました。反対運動を受けて当初の「給食見直し」論議は保留して、実施目的を「食育」に変更した上で、「弁当の日」が実施されることになったということです。

 望ましい食習慣をつけることや栄養バランス・食育などの観点から、学校給食制度は現在でも重要性を持っています。学校給食制度を見直すにしても、制度を発展させる立場で見直すことが重要になってくるでしょう。

 記事を読む限り、町議会の決議は学校給食制度に対して廃止や縮小を視野に入れた立場だと受け止められ、保護者からの疑問や不安を生む余地はあるでしょう。保護者が「当事者の意見」を反映させ、「弁当の日」を食育目的に落ち着かせる結果となったのは、妥当な結論に落ち着いたといえると思われます。
 ただ、家庭事情から弁当を作れない・持参できない子どもがいることも考えられ、そういった子どもに対する配慮をおこなっていくことも、「弁当の日」実施に際して重要な課題になってくるでしょう。