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君が代処分取り消しの再審請求を却下:北海道

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 北海道倶知安町立中学校で2001年、男性教諭(51)が卒業式で「君が代のカセットテープの入ったCDデッキを卒業式会場から持ち去って、再生演奏を妨害した」として戒告処分になり、その後教諭の不服申立を受けて北海道人事委員会が処分を取り消した問題がありました。
 北海道教育委員会は処分取り消しを不服として再審請求を求めていましたが、道人事委員会は再審請求を却下しました。

 この問題は元をたどれば、生徒や教職員の同意なく、また式次第にも明記せずに、校長が独断でカセットテープを持ち込んで一方的にテープ再生を強行したことにあります。これでは校長が卒業式を実力で妨害し、教諭は卒業式妨害者に対する最小限の対応をとっただけだと見なせます。処分が必要ならば、校長こそ処分されるべきだったといえます。
 だいたい、国旗・国歌法でも「強制は望ましくない」という政府見解が出ています。「日の丸・君が代」強要派が根拠としている学習指導要領ですら、卒業式などの学校行事の運営は生徒の自主性を尊重する趣旨が明記されていて、強制の根拠はありませんし強制こそが学習指導要領に反する行為です。
 再審請求の却下は当然ですが、その一方で道人事委員会では教諭の行動について「町教委による訓告などを妨げるものではない」とています。このことについては全く不十分な認識で、残念に思います。