※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

熊本県中3いじめ自殺、遺族が提訴

 熊本県和水町立中学校3年だった男子生徒が2012年に自殺し、背景にいじめが指摘された問題で、生徒の両親が「学校でいじめが防止されず放置されていたのは町の責任」などとして、約1100万円の損害賠償を求めて10月21日付に熊本地裁に提訴していたことがわかった。

 遺族側は、損害の合計額は9000万円近くになると算定したものの、金銭が目的でなく生徒の無念を晴らすことと再発防止に重点を置くとして、訴訟での請求額は8分の1に抑えた。

 この問題では、教諭や学校の安全配慮義務違反が指摘され、また自殺後も早々にいじめがないと断定したのは故意や過失があると主張した。

 学校や教育委員会はいじめがないと断定したものの、町の第三者委員会ではいじめがあったと結論づけ、また自殺との因果関係についても「可能性はある」と言及している。

 いじめ事件などの訴訟では「金銭目的」などという中傷も多いという。しかし金銭よりも何よりも、いじめ自体を防止したり、万が一発生しても早期の発見・解決で最小限の被害に防ぐこと、そのために事例を研究し教育実践に生かしていくことこそが重要であろう。

(参考)
◎いじめ自殺の中3遺族、町を提訴 「再発防止のため」(朝日新聞 2014/12/3)