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全国学力テストの成績公表、文科省会議で検討

 文部科学省は12月1日、全国学力テストの成績公表方法について専門家会議で検討した。結果公表の権限は教育委員会にあるとすることをより明確にする方向での実施要項の改善を図る一方で、要項に違反した場合の罰則は設けないことで一致した。

 川勝平太静岡県知事が成績上位の学校の校長氏名を公表する措置をとったことなどから、結果公表のあり方について問題になっていた。

 全国学力テストは元々、学校間・地域間の競争と序列化を図る目的で導入された。導入をめぐる議論で問題点が指摘され、文部科学省は成績公表について一定の制限をかけることになった。しかし元々の導入目的から、平均点や順位にこだわる形で成績を公表しろと求める圧力も繰り返し起きている。静岡県での動きも、競争と序列化を求める発想からきているものである。、

 文部科学省が成績公表のあり方について一定の歯止めをしているとはいえども、都道府県別成績は認めてそれ以下の細分化単位では認めないなどは合理的ではない線引と難癖をつけられるおそれもあるものである。

 そもそも表向きは学力の到達度状況把握をうたっているのなら、平均点や順位にこだわること自体が、テストを受ける側にとってはほとんど意味がないことである。しかし平均点や順位を上げることにこだわってテスト対策を取るなど、本末転倒なことも起こっている。現行方式での学力テストは、一旦やめるべきではないか。

(参考)
◎学力テスト結果公表 再発防止策は設けず(NHKニュース 2014/12/1)