経済格差が学力にも影響?

 共同通信社の調査によると、家庭の経済格差が子どもの学力格差にもつながっていると考える教員が増加しているという結果が出たということです。

学力に経済格差反映、5割 小中教員アンケート〔『共同通信』2006/2/25〕
 家庭の経済格差拡大の影響が子どもの学力に及び、成績の下位層が増えた、と考えている教員が5割近くに上ることが25日、共同通信社が全国の小中学校教員を対象に実施したアンケートで分かった。家計の格差が拡大していると感じる教員は約8割に達した。
 教員の多くは格差拡大の影響として、低所得層では、親が勉強をみる余裕がなくなっていると指摘。勉強の遅れた子への学校の対応も不十分と考えるなど、長期間にわたった不況の中、生活に追われる親の状況が子どもの学習面に影響していることに教員が苦慮している実態が浮かんだ。
 アンケートは三重県で始まった日教組の教育研究全国集会参加者のうち250人に行い、126人が回答した。

 今回の調査は対象者が限定的で、統計的な精度という意味では厳密なものとは言いにくいものです。しかしその一方で、「経済格差は学力格差にも影響を及ぼす」という、かねてより指摘されていた傾向がこの調査でも浮かび上がっています。
 「教育の機会均等」を名実ともに保障していくためにはどうすればよいのか、考えさせられます。