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空手部の事故後の不適切対応で部員重体に:熊本

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 熊本県熊本市の私立開新高校の空手部の1年生の男子生徒が、練習中の事故で脳しんとうを受けて倒れたにもかかわらず直後に練習を強要され、さらに翌日も体調不良を訴えているにもかかわらず学校側から無視された結果、意識不明の重体に陥っていたことがわかりました。(『yomiuri online』2007/10/24)

 報道によると、事故の経過は以下の通りだということです。

  1. 2007年7月10日、この生徒は練習中に突きを受けて脳しんとうで倒れる事故にあった。
  2. 指導していた空手部部長(教諭)は、この生徒をすぐに外に連れ出し、走り込みをおこなわせた。
  3. 翌日この生徒が、部長に体調不良を訴え、「病院に行きたい」と話した。
  4. しかし部長は、練習への参加を強要しようとした。
  5. 生徒はその直後に倒れた。
  6. しかし部長は倒れた生徒に適切な措置をとらず、約40分後に別の職員が救急車を呼んだ。
  7. 生徒は急性硬膜下血腫で意識不明の重体に陥り、重い後遺症が残っている。

 全く信じがたい対応です。最初の事故の直後に走り込みをおこなわせることすら異常です。その上翌日も、倒れたあとに救急車を呼ばずに放置したことなど、常識的に考えてありえない話です。

 学校側は「頑張らせすぎた。何も言い訳できない」(指導していた部長)・「状況判断が甘かったと言われれば仕方がない」(校長)などとしているようですが、「頑張らせすぎた」とか「状況判断が甘かった」などという認識すら甘いと感じます。常識的な行動をとれば、こんな事態に陥ること自体が考えられないと感じます。

 部長らについては警察に告訴状が提出されたということですが、今回の事件は刑事事件として立件されてもおかしくない内容です。

 学校での部活動では、練習中に事故にあった生徒や体調不良を訴えている生徒に対し、精神論・根性論でさらに練習を強要して事態をさらに悪化させるというケースがあとを絶ちません。このような事故は二度と発生させてはなりません。