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少年野球チームでの熱中症死亡事故:民事訴訟で和解

 京都府京田辺市の少年野球チーム「京都田辺硬式野球部」(解散)で2005年10月に発生した熱中症死亡事故で、遺族が元総監督を訴えていた損害賠償訴訟が、10月19日に京都地裁で和解しました。

 事故直前に総監督は「直前の試合に負けたペナルティ」として、チームのメンバーらに懲罰的な練習を科しました。また死亡した生徒が倒れたあとも適切な措置を怠ったということです。事故を受けて、日本少年野球連盟はチームの解散と総監督の除名処分を決めました。刑事事件としては、元総監督は業務上過失致死容疑で書類送検となっています。

 遺族が訴えていた民事訴訟では、死亡した生徒が「プロ野球選手になる夢を実現するため、厳しい練習についていこうとして亡くなった無念」に配慮し、「元総監督が、死亡した生徒の霊前で謝罪する」などの異例の条件を付けた上で和解が成立したということです。

 この事故以降にも、熱中症による死亡事故は全国各地で発生しています。懲罰的な練習を科すようなスポーツ指導は全くの問題外ですが、熱中症の予防のために何をすべきかということはもっと配慮されるべきです。