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少なくとも15県で事前対策:全国学力テスト

 日本教職員組合(日教組)が傘下の各都道府県教組を通じておこなった調査によると、全国学力テストで少なくとも15県について、点数を上げるための事前対策を指示されていたことがわかりました。
<学力テスト>校長が練習問題を指示 15県教組が回答〔『毎日新聞』2007/10/7〕

 調査によると、予想問題を解かせるように指示された例、事前対策をおこなった例、などが報告されました。また学力テストの成績次第で学校予算や教職員配置数に影響が出るという内容を管理職がほのめかして学力向上を指示した例もあったということです。
 全国学力テストが児童・生徒の学力の実態を把握するものではなく、学校間や地域間の競争をあおるだけのものであることが、改めて浮き彫りになっています。またテスト成績向上のためには手段を選ばないという傾向もでています。これでは学力の現状をありのままに把握するものではなく、学力テストを実施する意味はありません。また全国的な学力状況の実態調査が必要ならば、抽出調査で十分です。
 『毎日新聞』2007年10月7日付の記事で、教育評論家の尾木直樹氏が「教育とは個人の力を伸ばすもの。平均点を伸ばすのに全く意味はない。事前の予備テストで準備する学校では、正規の授業がおろそかにされ学力向上にならない。」と指摘していますが、全くその通りです。