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竹富町、教科書単独採択へ

 沖縄県教育委員会は5月21日の教育委員会会議で、県内の教科書採択地区について、従来の1市2町からなる八重山採択地区を分割し、竹富町を単独採択地区として設定することを決定した。

 八重山地区の教科書採択問題で、育鵬社版中学校社会科公民的分野の教科書が強引に地区協議会の答申にねじ込まれる問題が起こった。竹富町が東京書籍版を採択したことで「教育委員会の採択権限」「採択地区内での教科書の統一」と2つの異なる法律の規定が相反する状況になり、文科省が育鵬社版を押し付けて問題になっていた。

 教科書は学校や地域の事態に応じて適切なものを選ぶ必要から、採択地区はできるだけ小さいほうが好ましい。採択地区分割反対意見として「人数が少ないと教材研究が十分にできない」という主張があるが、これは現場の教員を無能呼ばわりしているとも取れる主張にもなってしまうし、また退職教員も支援に入ることで研究体制づくりは可能としている。

 一連の問題は法的には一区切りとなる。しかしその一方で、育鵬社版教科書を押し付ける勢力には強引さが目立ち、今後も策動が続くことも予想される。