合格実績水増し問題、さらにほかの高校でも

 学校側が受験料を負担して生徒に有名大学を受験させる手法で合格実績を水増ししていた高校は、2007年7月24日時点で大阪府と兵庫県で計8校にのぼることがわかりました。

 既に明らかになっている大阪学芸(大阪市住吉区)・履正社(大阪府豊中市)・仁川学院(兵庫県西宮市)の各私立高校のほか、7月24日に新たに大阪青凌(大阪府高槻市)・神戸龍谷(神戸市中央区)・神戸常盤女子(神戸市長田区)、兵庫県播磨(兵庫県姫路市)の5私立高校で同様のことが明らかになりました。
 これらの行為について各高校では、「進路指導のデータを得るために必要だった」(兵庫県播磨高校・神戸常盤女子高校)、「優秀な生徒を経済的に支援する趣旨」(履正社高校)などとしています。しかしこれらの学校側の主張については疑問に思います。
 受験の合格ライン関係のデータならば、大手予備校や受験系出版社が全国的におこなっている模擬試験やセンター試験自己採点で間に合うという気がします。また優秀な生徒を経済的に支援するとして、進学する気のない学部・学科を大量に受験させる行為ははなはだ疑問です。受験生自身の判断で「滑り止め」で2~3校程度受験するのは許容範囲でしょうが、何十個も片っ端から受験させる・しかも学校側が受験料を負担するのはきわめて不自然です。その大学・学部・学科を第一志望としている受験生にとっても迷惑な話です。
 現時点で明らかになっていないだけで、ほかにも同様のことをおこなっている高校が全国的にあるという気がして仕方ありません。