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訴訟に備えた教師向けの保険

 保護者からの訴訟に備えた教師向けの損害保険があり、加入者も増加しているということです。(『読売新聞』2007/7/24

 このような状況が生まれた背景として、理不尽なクレームを付ける保護者、いわゆる「モンスターペアレント」の存在があり、教師が「いつ訴えられるかわからない」という不安を抱えていると分析されています。
 保険が商売として成り立つと判断してそういった制度を作るのは保険会社の経営判断ですし、保険に加入するかどうかはその人自身の選択です。
 確かに社会全体でも悪質なクレーマーが増えているという気はしますし、そういった社会情勢にあった保険として需要はあるのかもしれません。
 しかし学校関係の訴訟の例を考えてみると、理不尽なクレームを付ける保護者が逆恨みで学校に対してでたらめ訴訟を起こしたというケースは聞いたことはありません。訴訟まで発展したケースは、実際には学校側が加害者の不法行為の正当化・被害者への嫌がらせなど不誠実な対応を繰り返し、「自分にとって不都合だからクレーマー」という論理で普通の保護者を「クレーマー」に仕立て上げた結果、被害者側が追いつめられてやむなく訴訟に踏み切ったというケースばかりです。(例:ABCラジオ番組『ニュース探偵局』2007年3月17日放送『学校で子供を死なせるということ』-兵庫県の小学校で教師の暴力の直後に児童が自殺した事件で、自殺した児童の父親がその間の経過についてインタビューに答えています)
 そもそも、普通に教育活動をおこなっていれば、また万が一事件や事故が発生した際には誠実に対応すれば、訴訟などを起こされるような事態にまでこじれないという気はします。