今度は仁川学院高校ですか:合格実績水増し問題

 仁川学院高校(兵庫県西宮市)で2007年春、大学入試で生徒7人に対して、学校側が受験料を全額負担した上で「関関同立」など関西の私立大学5校ののべ約50学部・学科を生徒の志望とは無関係に受験させる方法で合格実績を水増ししていたことが判明しました。(『読売新聞』2007/7/22

 先日大阪学芸高校(大阪市住吉区)で全く同じ問題が発覚したばかりですが、仁川学院高校でも同じことがおこなわれていたことになります。
 結局、「大学合格実績」を「学校の特徴・特色」と位置づけようとすることが、このような事態を招いたのだといえます。「進学校」は「特色として見えやすい」と思われやすく、しかもそういった数値がすべてだと盲信する俗物も残念ながら一定数の勢力を持っているようなので、一旦「特徴・特色にしたい」という意図が働くとどうしても過剰な数値目標を追い求めることにつながってしまいます。
 志望とは無関係の大学・学部・学科に片っ端から出願させるのは、はっきりいってほかの受験生や大学への侮辱だといえます。
 たまたま大阪府と兵庫県の2校で明らかになりましたが、ほかの地域でも「その地域で有名・難関などと称される大学に、学校側が受験料を負担の上で片っ端から受験させている私立高校」なども全国的にあるのではないか、と思えてなりません。