※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

再発防止研修「違法とはいえない」判決

 東京都立学校の教職員が、「日の丸・君が代」不起立で処分されたあと「服務事故再発防止研修」に参加を命じられたとして、一連の措置は違憲・違法として訴えていた訴訟で、東京地裁は7月19日、措置を違法とはいえないと結論づけました。
君が代不起立の再発防止研修「違法と言えず」 東京地裁〔『asahi.com』2007/7/19〕

 残念な判決です。そもそも教職員の思想信条の自由は保障されなければならないものですし、学校の教育活動とは何の関係もないところで「問題教師」かのようなレッテルを貼られる筋合いはないでしょう。暴力教師や生徒いじめ教師などよりも悪人に扱われるということそのものが、全く通じないことです。明らかに違憲・違法だと思います。
 また強要派が根拠としている学習指導要領ですら、「特別活動は児童・生徒の自主性を尊重する」という趣旨が記載されています。児童や生徒とは全く関係のないところで、行政が上から式のやり方を一方的に押しつけるという行為こそが、学習指導要領に反する行為です。
 また「日の丸・君が代」で処分された教師は、いずれも「卒業式を実力で妨害した」とか「児童・生徒に反対を強要した」とか、そういう問題行動はどこにもありません。東京都の教育行政こそが、「日の丸・君が代」強要で、自主的に運営されるべき学校行事を実力で妨害しています。また東京都は、「日の丸・君が代については、憲法の思想信条の自由もあるので、自分で自主的に考えてほしい」とだけ話した高校社会科教師に対して「日の丸・君が代への妨害」と難癖を付けて処分するなどの暴挙まで働いています。起立や賛成を強要するのは、学習指導要領だけではなく、憲法や国旗・国歌法の趣旨にも反する違法行為です。
 このような乱暴な教育行政を追認するような判決は、きわめて不当なものだと考えます。