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福岡「体罰」致死事件から12年

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 今からちょうど12年前の1995年7月17日、福岡県飯塚市の近畿大学附属女子高校(現在は「近畿大学附属福岡高校」に校名変更)で、当時同校商業科教諭だった宮本煌〔あきら〕(当時50)が女子生徒に暴行を加え、被害生徒が死亡する事件が発生しました。

 事件の経過は、「宮本は教室内で、1人の生徒に対して『スカートの丈が短い。直せ』とつかみかかる暴力行為を働いた。生徒が『先生がつかんでいるから丈を直せない』と発言したことを『反抗的』と一方的に解釈して激高した宮本は、この生徒を殴りつけるなどした。生徒はこの際に頭を強打して意識不明の重体に陥り、翌18日に死亡した」というものです。加害者教諭は懲戒免職になり、また懲役2年の実刑判決も確定しています。
 この事件では、加害者擁護や被害者への事実無根の中傷なども激しくおこなわれました。事件を報告する全校集会で被害生徒の友人が思わず「○○(被害生徒の名前)を返せ」と叫んだことに対して、別の生徒が「うるさい」と暴言を吐く光景が、当時テレビニュースで放映された記憶があります。
 また、被害生徒が「不良生徒」かのような事実無根の誹謗中傷とセットで、加害者教師への寛大な措置を求める署名も広げられました。中傷の発信元は、加害者教師・宮本煌が顧問を務めていた卓球部の卒業生というところまで判明しているということです。
 また、遺族宅への嫌がらせの手紙や電話、身に覚えのない出前の大量注文などの嫌がらせも、地域ぐるみでおこなわれたことが報告されています。
 この事件から12年経ちましたが、「体罰」や教師の暴力で児童・生徒が心身に傷を負わされる事例は、多数発生しています。また加害者擁護や被害者への悪質な嫌がらせが報告された例もいまだに多数あります。
 12年前の事件でおこなわれた被害者への誹謗中傷と同レベルの低次元な嫌がらせが、根絶されるどころかいまだにおこなわれていることに対して、非常な憤りを感じます。
 当ブログでもいくつか「体罰」・教師の暴力関係の事件を取り上げていますが、加害者周辺と思われる連中からの嫌がらせも少なからず経験しています。いずれの例も、事実関係については全く否定できず「自分たちの行為は正当で、問題視するのが悪い」と言いたげなものばかりです。当サイトへの嫌がらせについては「嫌がらせをしても自分たちの悪事を自ら証明しているだけで逆効果なのに」の一言で済ませますが、直接の被害者が受けている苦痛のことを考えれば心が痛みます。
 教師の暴力事件、そのほかいじめ問題など学校関連の事件になると必ずといっていいほど湧いて出てくる「加害者や学校を盲信して無条件擁護し、被害者へ嫌がらせして二次被害を与える輩」というのは、人として許されるものではありません。
 「体罰」や教師の暴行事件で傷つく子どもをこれ以上出してはいけないし、ましてや被害者への中傷をするような行為は全くの論外です。事件そのものを起こさせないこと、また被害者攻撃を未然に防ぐことが強く求められていると感じます。