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学力テスト不正問題・教職員組合が声明

 学力テストの不正問題で、東京都教職員組合(都教組)足立支部は7月9日、区教委に事実関係の解明の要求と、テスト結果公表・予算格差づけの中止を求める声明を発表しました。

 声明によると、不正は今回問題になった学校だけでなく、構造的な問題だとわかります。テスト結果で学校予算の格差が出ること、また学校選択制とも連動していることで、不正行為が横行し、また子どもや良心的な教師・保護者を苦しめるだけということは明らかです。得をするのは一部の大人だけでしょう。
 今まで多く明らかになっているように、学力テストでは「通常授業を割いてテストの類題演習にあてた」「塾や部活動などで他校生と一緒になった際に学力テストの成績がからかいの的になった」などのゆがみが出ています。「成績の悪い子どもの採点を放棄する」などの不正は、その延長線上にあるものです。
 一人一人の児童・生徒の学力を把握するという趣旨の学力テストならば当然重要でしょうが、現状の学力テストはそういった「正しい」運営はされていませんし、学校間競争や予算格差を煽る現状のやり方では決してそういった「正しい」運営にはなり得ません。
 現状のやり方でおこなう学力テストは中止すべきですし、成績公表や学校間の予算配分格差付けもしてはいけません。

不正行為の解明要求 学力テスト問題 都教組足立支部が声明(『しんぶん赤旗』2007/7/10)
 東京都足立区の小学校で学力テストの際に不正行為があった問題で、東京都教職員組合(都教組)足立支部は九日、区教育委員会に対し関係者に謝罪し全ぼうを明らかにするとともに、テスト結果公表と予算格差付けの中止を求める声明を発表しました。
 都教組足立支部では、ことし五月、区教委に提出した要求書でも「『零点に近い子』『テスト問題の読めない子』のテストは提出せずに学校で処理」などの不正行為があったことを指摘し、区教委に警告していました。
 声明では、このようなゆがみは、テスト結果の「上位校」の校長をほめ、結果によって学校予算に格差をつける方針を明らかにするなど、競争をあおってきた区教委の姿勢に原因があると指摘。区教委に、今回の問題の全ぼうの公表と、学力テストの中止を求めるとともに、保護者・区民と共同して、少人数学級実現など、すべての子どもたちを大切にした教育の実現をめざし奮闘する決意を表明しています。