「学力達成マニフェストプラン」の導入

 福島県飯舘村は2007年度から、村立小中学校で、学力の目標値を設定する「学力達成マニフェストプラン」を導入しました。

 各学年ごとに学力の目標を設定して、学年末に達成状況を点検するということです。
 目標設定自体は必要な内容といえます。成績を評価する側の教師は、何らかの形で目標を設定して授業実践をおこなっています。しかしマニフェストという形で、児童・生徒や保護者へも目指す目標などがわかる形で改めて具体化するというのは、現時点では比較的珍しい取り組みではないかといえます。児童・生徒や保護者にとっても、どのような内容を学び、どのような目標に到達するのかという見通しが見えることで、学習にさらに関心が持てるようになる効果がねらえるという意味では、この取り組みは先進的だといえるでしょう。
 ただ、行政サイドが主導する目標は、例えばいじめ問題での対応のように、往々にして数値目標達成が主目的となって現実からかけ離れたことになるという弱点を抱えています。そういうことに陥らないような適正な運営ができるような体制作りも、同時に求められているのではないかといえます。
学力マニフェスト:小中学生に目標値設定、今年度から導入--飯舘村 /福島(『毎日新聞』福島県版 2007/5/19)