北九州市暴力教師への転任先配慮?

 北九州市立緑丘中学校(門司区)で2001年から2003年にかけて、顧問を務めていた卓球部で生徒に悪質な暴力や暴言を繰り返して生徒を自律神経失調症や不登校に追い込んだとして、2003年11月に一度懲戒免職処分になった、林壮一郎(2003年当時35歳)という教師がいました。
 しかし林は懲戒免職を不服として、支持者とともに行政対象暴力まがいの「抗議」をおこないました。「抗議」に屈した北九州市は、林が暴力をふるった事実認定を変更しないながらも懲戒免職処分を撤回するという不当な修正をおこないました。修正が確定し、林は2005年度に復職しました。
 この林壮一郎なる教師は、2007年4月に北九州市立菅生中学校(小倉南区)に転任したことが明らかになりました。

 このような人物があたかも何事もなかったかのように教師を続けていること自体が、決して許されることではありません。その上、転任先の菅生中学校ですが、北九州市教委がこのような暴力教師に不当な配慮をおこなったことが読みとれます。
 というのも、菅生中学校ではUという教師が卓球部顧問を務めています。この教師Uは、林を支持して復職嘆願運動に関わった卓球指導者集団「糸島自然塾」につながっている人物ということが確認されています。復職運動でのUが果たした具体的な動きは当サイトでは未解明ですが、林の復職運動でUが何らかの形で動いていた痕跡があることは、当サイトでも確認しています。
 今年の人事異動では、林の菅生中学校への赴任は確認されましたが、Uがほかの学校に転出した様子はありませんでした。ということは、林とUが同じ学校・北九州市立菅生中学校に勤務することで、北九州市教委が学校として林をかばい立てるような体制を作ろうとしたことが読みとれます。
 しかし、生徒に暴力をふるっておきながら無反省で、しかも悪質な自己正当化までおこなっているような、危険な教師に配慮する必要は全くありません。処分の対象となった緑丘中学校での件以前にも、かつての勤務校・北九州市立南小倉中学校でも林は悪質な暴力を常習的にふるっていたという情報が当サイトに寄せられていいます。そもそも、暴行・暴言の常習者であるこのような人物の復職を認めることそのものがおかしいのです。林壮一郎本人や支持者はよくても、生徒や保護者・一般市民の立場はどうなるのでしょうか。また、暴力被害にあった被害者やその関係者の方のことを考えると、心が痛みます。
 北九州市教委はこの事件とは別に、2006年に発生した、市立小学校で担任教諭が日常的に児童に暴力をふるって児童を自殺に追い込んだ事件でも、遺族に対してさんざん不誠実な対応をとった上、遺族がやむにやまれず起こした訴訟でも「暴力はない」などとして争う姿勢を示しています。林の一件と市立小学校での問題の二つを考慮すると、北九州市教委は「教師の暴力事件・『体罰』事件については、加害者をかばい立て、児童・生徒の立場を無視する」という露骨な姿勢をとっていることが明らかです。林の復職問題が、別の問題である市立小学校の問題でもそういった誤った姿勢へと転換するひとつのきっかけとなったことが考えられます。その意味でも、暴力教師・林壮一郎の存在は、生徒・保護者・市民にとってはきわめて危険なものです。
※当サイトとしては、生徒に暴力をふるっておきながら無反省でしかも悪質な自己正当化までおこなっているような、危険な教師の実名と勤務先を公表することは公益に沿う行為だととらえています。私生活での問題を公表しているわけではありませんので、問題はないといえます。