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学力と家庭状況・生活状況に相関関係傾向:大阪府教委調査

 大阪府教育委員会が2006年度に府内の小中学校(大阪市をのぞく)でおこなった調査で、家庭の経済状況や基礎的な生活習慣と、子どもの成績との間に相関関係が認められるという結果がまとまりました。

 調査によると、以下の傾向が明らかになりました。

  • 保護者に「小さいころ絵本を読んでもらった」「博物館や美術館へ連れて行ってもらった」「勉強をみてもらった」という体験が多い子どもは成績上位が多い傾向がある
  • 「朝食をいつも食べる」「朝ちゃんと起きる」「前日に学校の準備をする」など、基本的な生活習慣が身に付いている子どもは成績上位が多い傾向がある
  • 教育費を蓄えている家庭の子どもに成績上位層が多く、蓄える余裕がない家庭の子どもに成績下位層が多い。

 各地でおこなわれている同種の調査でも似たような傾向が出ています。なぜこのような結果が出る傾向があるのかという理由については仮説の段階にとどまっていますが、とにかく事実としてはこのような相関関係が認められる傾向があります。
 経済的な余裕がないと子どもに関わる時間的余裕や精神的余裕もなくなる傾向があるのだろうかなどということを考えると、やはり個人の能力とは関係のないところでの経済格差で子どもの発達の芽をつぶす形になるのは都合が悪く、社会的な支援が求められるといえます。
 また基礎的な生活習慣の育成や、幼少時の子どもとの文化的な関わりなども重要ではないかと考えられ、そういった面からの啓発や支援なども求められるでしょう。