学力テスト差し止め訴訟、結論出さないまま実施日へ

 全国学力テストについて、京都府の小中学生と保護者が「プライバシー侵害」などとして京都地裁に実施差し止めを求めた訴訟で、実施日前日の4月23日に口頭弁論がおこなわれました。しかしこの日の口頭弁論では、裁判官が何らかの判断をすることはありませんでした。

 その結果、裁判の結論が出ないまま、4月24日の実施日を迎えることになりました。実施日以降は「実施差し止め」を訴える意味がなくなるために、事実上却下された形になりました。
 裁判で何らかの形で、法的な見解が示されなかったのは残念です。また全国学力テストについては実施日を迎えましたが、プライバシーに関する質問事項や地域別・学校別の競争の不安などもあり、引き続き動向を注視していく必要があります。
 個人的には、今回のような形でおこなわれる全国学力テストは「最初で最後」となるべきだと思いますが、少なくとも全国学力テストの意義そのものを検討することから見直すべきだし、具体的なやり方についても見直していくべきです。