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上からの「大学院内部進学者」制限で活性化するのか

 政府の教育再生会議は大学改革について、競争原理を積極的に導入する素案を出しました。国立大学の大学院について、同じ大学の学部からの内部進学者数を最大3割程度に抑えるなどの提案をしています。

 しかし、内部進学者を最大3割程度に抑えたところで、大学教育に悪影響を与えかねません。学生の学ぶ権利はどうなるのかという問題があります。内部進学者数に制限を設ける必要はなく、学びたいという意思とそれに見合う学力さえあれば、出身大学の区別なく受け入れるべきです。また、政府が上から数字を押しつけるというやり方も、大学自治や大学の自主性の観点から問題があります。わけのわからないところで競争原理を導入することは、学生の学ぶ意欲をそぎかねず、結果的に大学の活性化にはつながらないでしょう。