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これを隠蔽といわずに何というのか

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 神戸市立小学校でいじめを受けたが学校や神戸市教委は何もしなかったなどとして、神戸市の兄妹と保護者が4月19日、兵庫県弁護士会に人権救済を申し立てました。

 事実関係は以下の通りだということです。

  • 兄(現在中学1年生)は、5年生だった2005年5月頃から、同級生や暴行や暴言、学用品や机への落書きなどのいじめを受けた。さらに児童7人から現金56万円を恐喝された。担任教諭に被害を訴えたが放置された。
  • 妹(現在小学3年生)も、1年生だった2005年6月頃から仲間はずれや暴行などのいじめにあった。妹も担任教諭に被害を訴えたが、逆に教師からも暴言を吐かれたり暴力を受けるなどした。
  • いじめ被害の上に学校が何も対応しないことから、転校を決断したが、学校と神戸市教委は「いじめを理由にした転校はできない」と主張して転校を妨害。
  • 保護者が代理人の弁護士を立てて2006年4月にやっと転校が実現した。
  • 兄に対するいじめについては、加害者のうち2人が事実を認めて法的に和解している。

 学校の対応は全くの問題外です。事実の隠蔽と責任逃れをはかっています。いじめ加担とまでいっても過言ではないでしょう。
 また学校側は「いじめがあったと判断できない」「再調査は困難」といじめの事実を認めていないということです。加害者本人すらいじめの事実を認めているにもかかわらず、これはいったいどういうことなのでしょうか。
 また、「いじめを理由にした転校はできない」というのなら、その前にいじめにきちんと対応し、児童らをいじめ被害から守るべきです。いじめを放置し、まともに対応しなかったから、転校の決断を余儀なくされたということです。本来ならいじめ加害者やいじめを放置した担任教師に対して適切な対策をとっていじめが収まれば、転校の決断をすることもなかったでしょう。
 いじめを放置した上に転校もさせないというのは、ふざけるにもほどがあるというしかありません。いじめ被害を理由にした転校については、文部科学省も認めています。
 そもそも、いじめ被害者の心の傷を理解しない・理解できない上に、さらに事態を悪化させるような対応をとるような人間に、教育に携わる資格はありません。
 おそらく学校や神戸市教委は、「クレーマーに絡まれた」と筋違いの逆恨みでもしていることは容易に予想がつきます。しかし「クレーマーに絡まれた」わけでも何でもなく、自分たちが小手先で適当なことを繰り返したことで事態が悪化したのです。学校や神戸市教委は、自分たちの振る舞いを根本から見直さなければどうしようもありません。