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エイプリルフールのジョーク記事の学生新聞:ジョークが現実に

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 山梨県立大学の学生新聞で「キャンパスの24時間開放」なるエイプリルフールのジョーク記事を作成し、「電気代や警備員の人件費などの関係で、県の予算がないために困難」という種明かしを同一紙面内でおこなったということです。その記事を知った横内正明山梨県知事が大学に働きかけ、大学は5月の連休明けからキャンパスを深夜0時まで開放することを決めました。

 この大学ではキャンパス入構に時間制限があり、夜になると学生や教職員は退出しなければいけません。従来は夜10時まででしたが、学生の間では、「レポート作成を学内でおこないたい」「友人・知人と交流や議論などをしたい」という理由から、キャンパスの開放時間の延長を求める声があがっていました。
 学生新聞の記事はジョークのつもりだったようですが、結果的に学生の要求が実現したということは喜ばしいことで、しかもこの過程はユニークだといえます。

県立大:深夜開放へ うそから出たまこと、学生の願いに知事動く /山梨〔『毎日新聞』2007/4/18〕
 県立大(甲府市飯田、鶴見尚弘学長)は5月の連休明けから、キャンパスのカフェテリアとパソコンコーナーの利用時間を2時間延長し午前0時まで開放する。エープリルフールの1日に、「飯田キャンパス24時間開放へ」の見出しを付けた同大の学生新聞が発行されたことを知った横内正明知事が「学生の要望があるなら」と延長を決めたという。
 新聞は「遊刊ケンダイ」と名付け、国際政策学部の学生が作成。A4判4ページで、1面トップにキャンパスの24時間開放を報じた“大特ダネ”記事を掲載。「遅くまでリポート作成ができる」「友人と夜を徹しての議論ができるなどの意義は大きい」と報じたが、解説の覧で「真っ赤なウソ」と種明かし。延長には警備費や電気代などがかかり、「県の予算がないため、時間延長の希望ゼロ」とした。
 記事を知った横内知事が「時間延長はできないのか」と同大に協議を呼び掛け、他県の県立大の状況もみて可能と判断、午後10時までだったカフェテリアとパソコンコーナーを午前0時まで開放することが決まった。横内知事は17日の会見で「開かれた魅力ある大学づくりに努めていきたい」と話した。
 新聞を作った同学部3年、渡辺あきらさん(20)は「県が問題を取り上げてくれてびっくりした。時間延長は学生の望み。学生が動くことで大学が良くなっていけばうれしい」と喜んでいた。【鷲頭彰子】